パラオでの活動の記事が掲載されました✨

あたたかい日々が続いていますね。
さて、本日は報告をさせてください✨
福岡市歯科医師会会報(2024年2月号)にて、パンジープロジェクトの記事を掲載して頂きました😊
ローカルな誌面ではありますが、見開きで2ページも掲載頂いております。
とても、ありがたいことです🤲
関係者の方で、お手持ちの方がいらっしゃればお目通しを宜しくお願い致します。
今年の活動に向けて、より多くの人に活動についての情報が届くよう願っています🇵🇼🇯🇵
新しい知識と技術で「安心の歯科治療」をご提供いたします。
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この論文は、根分岐部病変の有無によって『どのくらい歯牙喪失率が上がるのか?』を評価したシステマティックレビュー・メタアナルシスです🦷
2016年のレビューなので、比較的新しいものになります✏️
この論文によると、根分岐部病変がある場合10年以降でのリスクレシオ(RR)が2.21、15年以降でRRが4.46で有意差がありました。つまり、分岐部病変がある場合、ない場合に比べて15年後の喪失率が『4.46倍高い』ということになります。
これは、分岐部病変がある場合、すぐには歯の喪失率は上がらないが、長期的に見ると喪失率が上がっていくことを示唆しています☝️
また、Hampの分類における度数が上がるにつれて、喪失率が上がることも書かれていました。
前回のブログにも書きましたが、やはり根分岐部病変はシビアな病態だと思います🤔
臨床においては、患者さんへの説明や治療介入の決定などに使うことができる知識だと思います。
明日からの臨床に、このレビューの知識を活かしていきたいと思います✨
みなさん、こんにちは!
今日は、大阪にて論文の勉強会でした✏️
今回読んだ論文の内容は『分岐部病変』について🦷
歯周病治療を志す歯科医師・歯科衛生士の前に、昔も今も立ちはだかる分岐部病変な訳ですが、未だ決定的なエビデンスのある治療法は見つかっていません。イタリアのCortellini先生のグループをはじめ、良い結果を導いている論文もありますが、エビデンスとして確立されていくには至っていません。
歯周治療の難しい分野の一つである、分岐部病変。。
その歴史を見つめ直す機会ができたことが、今回、自分の大きな財産になりました😊
しかしながら・・・、
こうして分類の歴史を見直すと、いまだにHampの分類(Lindheの分類)やTarnow and Fletcherの分類が頻用されていることに驚かされます。
このスライドに出てきている分類の他にも多くの分類が発表されてきていますが、やはりシンプル且つコンセプトが的を得ている分類が使いやすいんでしょうね。
にしても、歯周病の原因がプラークであることを説いたLoe先生の『実験的歯肉炎モデル』の論文が1965年。Glickman先生は、その12年前の1953年から分岐部病変に注目されていた訳で・・・、とても驚きです😅
Glickman先生と言えば、咬合性外傷のGlickman理論のイメージでしたが、これも大きな気づきでした。
論文を読むのは未だ大変ですが、その書かれた時代の歴史的背景を考えながら読むのも大切ですね。
まだまだ苦手な論文ですが、今後も読み進めていきたいと思います。
みなさん、こんにちは!
小川歯科医院では、本日から新しい名札を採用しました。
デザインも多少変わっていますが、名字だけの名札に変更しました。
今回の変更の目的は、『スタッフのプライバシー保護』です✨
みなさん『カスタマーハラスメント』という言葉をご存知でしょうか?
名札からSNSなどの情報を調べられ、ストーカー行為やハラスメントに発展するケースが、近年起こってきているとのことです。
そのような行為をすること自体が、信じられないのですが・・・🥲
こういったものを『カスタマーハラスメント』や略して『カスハラ』といいます。
そのため、タクシー業界をはじめ、多くの職種でフルネームを提示しない動きが起こってきています。
歯科医院は、女性の多い職場です。
これまで、小川歯科医院ではカスタマーハラスメントは起こっておりませんが、トラブルを未然に防ぐ手立てになるのであれば、他業種の対策を見習い率先して導入していきたいと思います。
今後も、スタッフが安心して働ける環境を作っていきたいと思います😊
個人的な話ですが・・・、
先日、通販で購入していた「くつ下」が届きました。
アメリカ合衆国の『injinji』というメーカーの”5本指ソックス”です🧦
当院では、これまで小児の筋機能訓練を軸とした「筋機能矯正」を行なってきました。その中で『足育』という概念に出会い、足の機能や全身に与える影響を勉強しました。
その学びの中で『5本指ソックスの優位性』について考える機会がありました。
この5本指ソックスには、いくつかの効果があると言われています☝️
1. 足の指が自由に動き、より自然な歩行や運動ができる。
2. 指の動きが制限されず、バランスや安定性を向上させる効果があります。
3. 通気性が良い。
実際に履いていて気持ちがいいのもありますが、体のバランスや姿勢が良くなる感じがして、とても気に入っています。
ちなみに、足裏の感覚を大切にするイチロー選手も、メジャーで5本指ソックスを履いてプレーしていたそうです⚾️
injinji社は、さまざまな種類の5本指ソックスをプロダクトしており、今回は色々なタイプのものを取り寄せてみました。
この中からお気に入りの5本指ソックスに出会えることを期待して、1足1足の違いを楽しんでみたいと思います😊
みなさん、こんにちは!
本日は、フォレストワンの担当の方に、小児の機能矯正装置「プレオルソ」の説明をして頂きました✨
これまでも、小川歯科医院では子供の機能矯正に力を入れてきましたが、治療の選択肢を増やすことで、より多くの歯列不整の子どもたちを救える可能性が広がります。
今現在のシステムでカバーできない、子どもたちの新たな可能性を見出していければと思います。
今後もより良い治療を提供できるよう、日々努力していきたいと思います😊
読んだ論文からシリーズです✏️
今回は、G.Greenstein先生が1981年に発表された論文です📖
前回に引き続き『レントゲンにおける歯槽硬線の有無』と『歯周病の進行度の判定』との相関性を調べた横断研究(クロスセクショナルスタディー)です。
通常法のデンタルX線写真とバイトウィングX線写真での歯槽硬線の有無と、臨床的パラメーターとの相関性を調べたところ、どちらもどのパラメーターとも相関性がなかったという結果が出ていました。
私は自分の臨床実感として、歯周病が完全に治癒して安定した指標として、歯槽硬線の存在を信じています。
(歯周病における歯槽硬線の診断はあくまで補助的で、BOPやPPDの方が指標としては重要であるという認識ですが・・・)
その私の臨床実感とは、異なる結果が出ていました。
この論文で疑問に思った点は、この論文で用いられている歯槽硬線の有無の例です。
「歯槽硬線が有る」とされているX線写真は、歯槽骨の骨梁が多い患者のレントゲンでした。
「歯槽硬線が無い」とされているX線写真は、歯槽骨の骨梁が少ない患者のレントゲンでした。
時代の背景もありますが、今現在の歯科臨床の知見からすると例に挙げてある写真は少し微妙な気がします。
臨床パラメーターの有無のカウントにも、疑問点がありました。
この論文が発表されたのが1981年。
このあと、1986年にLung先生が歯周病の進行度の指標としてのBOPの重要性などについて論文が出てきます。
この時代には、歯周病の進行度の指標を探している時代で、歯周病の進行度と色々なパラメーターとの相関性について調べた論文が多く出てきます。
この歯周病に関する時代背景を掴んでおくことが大事なのではないかと思います。
引き続き、指標についての論文についても読み進めていきたいと思います☝️
皆さん、こんにちは!
今月いっぱいで退職するスタッフの送迎会を行いました。
お昼休みに、みんなでお寿司をいただきました。
この地区で昔から営業されている「大政寿司」さんのお寿司、とても美味しかったです😋
また働く時間ができたら、職場復帰してください😊
スタッフ一同、また一緒に働ける日を楽しみにしています✨
久しぶりに論文シリーズを投稿します。
Rams先生が1994年に書いた論文です✏️
歯周治療に力を入れている医院では、デンタルにおける歯牙の隣接部の歯槽硬線を歯周病の指標にしている医院が多いと思います。
果たして、それって本当ですか?
歯槽硬線をペリオの進行の指標にしていいのでしょうか??
そんな疑問に答えてくれる論文が、このRams先生の論文です☝️
Rams先生は、大御所Listgarten先生のグループの先生で、Listgarten先生の1989年、1991年の論文の患者を再評価しました。
中等度〜重度歯周炎を治療して、3ヶ月ごとのSPTに参加した51名の患者が被験者です。治療終了時に、X線写真にて歯牙隣接部の歯槽硬線の有無を調べ、3年後に歯周炎が安定していたか?もしくは、再発があったのかが評価されていました。
まとめた結果を見て頂くとお分かりになるように、X線写真上にて歯槽硬線が認められると、歯周組織の安定と正の相関性がありました。また、歯周炎の再発では負の相関性がありました。
つまり、歯槽硬線は歯周炎の活動性の指標になるということですね👍
あくまで、3年間3ヶ月ごとのSPTを継続した方の歯牙の隣接部の話ということを忘れてはなりません。
最後に、感度・特異度・陽性予測値・陰性予測値の補助説明を記載しておきます。
<補助説明>
『感度』ベースライン(SPT開始時)にて歯槽硬線が確認できた部位で、3年後にペリオが安定していた隣接部位の割合。
『特異度』ベースライン(SPT開始時)にて歯槽硬線が確認できなかった部位で、3年後にペリオが再発していた隣接部位の割合。
『陽性予測値』3年後にペリオが安定していた部位のうち、歯槽硬線が確認できた部位の割合。
『陰性予測値』3年後にペリオが安定していなかった部位のうち、歯槽硬線が確認できなかった部位の割合。
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