読んだ論文からシリーズ📃

先日のカルカック先生の講演会で、インプラント周囲炎における再生療法について言及されている6つのRCT(ランダム化比較試験)について教えていただきました😊
その内容を、原本の論文を読みながら復習していきたいと思います。
まず、1本目はDr.Isehedの論文。スウェーデンのレンバート先生のグループの研究です🇸🇪
この論文では、主要評価項目であるBL(骨レベル)の変化に関してはエムドゲイン(再生療法薬剤)の使用は相関性が見られましたが、BOPやPPDの変化については相関性が認められませんでした。
BLの評価については、骨補填剤の使用状況について触れられていなかったので、議論の余地がある気がします🤔
インプラント周囲炎の治療結果の評価において、主要評価項目であろうと思われる「PPDの変化」と「BOP」に関しては、エムドゲインの使用の有無では『有意差はなかった』ということも分かりました☝️
スウェーデンのイエテボリ大学の研修以来、このように講演会の復習をしながら知見を掘り進めていくことは続けてきました。
その過程で色々なことが勉強できるので、興味深くて大切な作業です✏️
さて、次の論文を読み進めていきたいと思います!