日本歯周病学会@香川
![S__14164058](/materials/168549956186601.jpg)
先週末は金曜日の午後からお休みを頂き、日本歯周病学会に参加してきました。
香川での開催だったのですが、学生の頃訪れて以来の香川でした🚅
久しぶりの現地参加でしたが、色々な先生方にお会いすることができ多くの情報を頂きました😊
やはり、オンラインではない良さがありますね✨
勉強した知見を、また明日からの臨床に活かしていきたいと思います!
新しい知識と技術で「安心の歯科治療」をご提供いたします。
先日のカルカック先生の講演会で、インプラント周囲炎における再生療法について言及されている6つのRCT(ランダム化比較試験)について教えていただきました😊
その内容を、原本の論文を読みながら復習していきたいと思います。
まず、1本目はDr.Isehedの論文。スウェーデンのレンバート先生のグループの研究です🇸🇪
この論文では、主要評価項目であるBL(骨レベル)の変化に関してはエムドゲイン(再生療法薬剤)の使用は相関性が見られましたが、BOPやPPDの変化については相関性が認められませんでした。
BLの評価については、骨補填剤の使用状況について触れられていなかったので、議論の余地がある気がします🤔
インプラント周囲炎の治療結果の評価において、主要評価項目であろうと思われる「PPDの変化」と「BOP」に関しては、エムドゲインの使用の有無では『有意差はなかった』ということも分かりました☝️
スウェーデンのイエテボリ大学の研修以来、このように講演会の復習をしながら知見を掘り進めていくことは続けてきました。
その過程で色々なことが勉強できるので、興味深くて大切な作業です✏️
さて、次の論文を読み進めていきたいと思います!
皆さん、こんにちは!
週末は、福岡豊歯会40周年記念発表会でした。
福岡豊歯会は、実に臨床医4年目の頃から14年間お世話になっているスタディグループです。
なので、今回の発表会には思い入れも一入でした。
私は歯周病の症例についてプレゼンテーションさせて頂きました🦷
とても多くのオーディエンスが集まってくださったので、いい緊張感の中発表をすることができたと思います。
本当に多くの学びがあった発表会でした。
お世話になった皆さまに心から感謝申し上げます🤲
1年間準備をしてきたので少しホッとしているところですが、10月には横浜での大きな発表が待ち構えております。
せっかく与えていただいた機会なので、またそちらに向かって全力投球で臨みたいと思います😆
皆さん、こんにちは!
今回の論文は、1991年にパパパノー先生が書かれた論文です。岡本浩先生のセミナーで教えていただいた論文を再度読み直してみました😊
歯周治療に介入しない場合、水平性骨吸収を起こしている歯牙と比べて、垂直性骨欠損がある歯牙においては、更なる骨喪失や歯牙喪失を引き起こす可能性が高いと結論付けていました。
垂直性骨欠損の程度が強いと、その傾向はより強くなります。
これらのことを鑑みると、垂直性骨欠損はそういった悪い徴候として捉えることができる。という内容でした☝️
臨床の現場でも、やはり垂直性骨欠損の部位は悪くなっていく傾向が見られます。
パパパノー先生がイエテボリ大学にいらっしゃるときに、ボルボの工場の社員を対象に行った研究だったと記憶しています。
とても勉強になりました~✨
読んだ論文からシリーズ🗒
今回は、フィリップ・マーシュ先生が提唱されている”Eological Plaque Hypothesis ”(生態学的プラーク仮説)を紹介したいと思います。
歯周病の発症・進行に関しては、これまで様々な仮説が提唱され変遷してきました。
今現在、最も支持されている仮説の一つが『生態学的プラーク仮説(1994年)』です☝️
宿主環境と歯肉縁下常在微生物叢の間には動的な関係がある。つまり、バイオフィルムが増加→宿主の炎症反応→局所的な環境条件変化→タンパク質分解細菌叢が増加→歯周病の発症・進行 という関係性の中で病態が揺れ動いているということです。
歯周病の治療では、このような動的な疾患の概念を持ちつつ、プラークの局所的な "生態学的 破綻“を引き起こす原因因子を特定し、疾患の原因と結果の両方に対処することが求められると提唱されています。
歯周病の概念の変遷を辿っていくことは、結構面白いものですね✨
読んだ論文からシリーズ🗒
あのソクランスキー先生が1984年に、歯周病の進行に関する新しい概念を発表されました。
ソクランスキー先生といえば、歯周病病原菌の概念「レッドコンプレックス」のピラミッドを発表したことで歯周病界では有名ですね☝️
さて、論文の内容です。この頃までは『歯周病は一度発症したら継続的に進行していく』と考えられていました。
この論文の研究では、64人のアタッチメントレベルを6年間調べたところ、最初の3年間で2mmを超えるアタッチメントロスを起こした箇所の60%が、続く3年間で1mm以上のアタッチメントロスを起こさなかったことが分かりました。
つまり、歯周病の進行は継続的ではないことが立証され、それまで提唱されていた”継続的な進行モデル”に矛盾があることを示唆しました。
ソクランスキー先生は、『歯周病は急発期(バースト)と寛解期を繰り返しながら進行する』ということをこの論文の中で提唱されています。
古い論文ですが、読み深めると他にも色々な学びのある素晴らしい論文でした😊
とても、勉強になりました✨
皆さん、こんにちは!
今日は、仙台で小児の筋機能矯正のセミナーに参加してきました✈️
講師の塩田先生にお会いするのは久しぶりでしたが、気さくにお話してくださり嬉しく思いました😊
内容の濃いセミナーだったので、きちんと整理してより良い診療に繋げていこうと思います✨
勉強させて頂いた塩田先生、誘ってくれた岡本先生、ありがとうございました!
スマートフォンからのアクセスはこちら
ADDRESS:〒811-0213 福岡市東区和白丘3-21-22
TEL:092-606-8148
診療時間:【月・火・木・金曜日】 9:00 - 18:00 【土曜日】 9:00 - 16:30(昼休み 12:30 - 14:00)
休診日:水曜日・日曜日(※祝日のある週は、水曜日も診療いたします。)