小川歯科医院|福岡市東区和白丘

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Dr.カルクアック講演会 @ 大阪

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皆さん、こんにちは!
日曜日に、オリビエール・カルクアック先生の講演を聴きに大阪に行ってきました🦷
カルクアック先生は、7年前に参加したスウェーデンのイエテボリ大学で行われた研修で教えて頂いた先生のお1人です🇸🇪
当時、私たちの質問にとても真摯に答えてくださり、とてもフレンドリーな先生だというイメージがありましたが、7年経った今でも、変わらず気さくに対応してくださいました😆
講演内容も大変素晴らしく、とても勉強になりました❗️
また、イエテボリでご一緒した先生方にも再会できて、とても充実した時間を過ごすことができました。スウェーデンでの研修が再開されたら、またイエテボリ大学で学びたいなと思いました😊
今日学んだことを、今日からの臨床に活かしたいと思います!
2023年04月10日 13:17

読んだ論文からシリーズ📃

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皆さん、こんにちは!

今回の論文は、1991年にパパパノー先生が書かれた論文です。岡本浩先生のセミナーで教えていただいた論文を再度読み直してみました😊

歯周治療に介入しない場合、水平性骨吸収を起こしている歯牙と比べて、垂直性骨欠損がある歯牙においては、更なる骨喪失や歯牙喪失を引き起こす可能性が高いと結論付けていました。

垂直性骨欠損の程度が強いと、その傾向はより強くなります。

これらのことを鑑みると、垂直性骨欠損はそういった悪い徴候として捉えることができる。という内容でした☝️

臨床の現場でも、やはり垂直性骨欠損の部位は悪くなっていく傾向が見られます。

パパパノー先生がイエテボリ大学にいらっしゃるときに、ボルボの工場の社員を対象に行った研究だったと記憶しています。

とても勉強になりました~✨

2023年03月18日 16:21

読んだ論文からシリーズ🗒

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前回に引き続き、フィリップ・マーシュ先生が提唱されている”Eological Plaque Hypothesis ”(生態学的プラーク仮説)のう蝕(虫歯)についてです。
生態学的プラーク仮説の考え方は『歯周病』だけでなく『う蝕(虫歯)』についても適応します。宿主・環境と生態学的変化の間には動的な関係があります。糖が細菌により代謝される時に産生される酸により、その局所における環境が酸性に傾くと、細菌叢は耐酸性能をもつ叢へとシフトする。この動的な関係性を”生態学的プラーク仮説”では提唱しています。
このテーブルに出てくる、ストレプトコッカス連鎖球菌は『糖分解能』『酸産生能』『耐酸性能』を持つことで、う蝕(虫歯)の原因菌と言われるほど、この疾患に関わっていると言えます。スタッフとともに、歯周病だけでなくう蝕(虫歯)についても知見を深めていきたいと思います😊

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2023年02月09日 12:58

読んだ論文からシリーズ🗒

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読んだ論文からシリーズ🗒
今回は、フィリップ・マーシュ先生が提唱されている”Eological Plaque Hypothesis ”(生態学的プラーク仮説)を紹介したいと思います。

歯周病の発症・進行に関しては、これまで様々な仮説が提唱され変遷してきました。

今現在、最も支持されている仮説の一つが『生態学的プラーク仮説(1994年)』です☝️

宿主環境と歯肉縁下常在微生物叢の間には動的な関係がある。つまり、バイオフィルムが増加→宿主の炎症反応→局所的な環境条件変化→タンパク質分解細菌叢が増加→歯周病の発症・進行 という関係性の中で病態が揺れ動いているということです。

歯周病の治療では、このような動的な疾患の概念を持ちつつ、プラークの局所的な "生態学的 破綻“を引き起こす原因因子を特定し、疾患の原因と結果の両方に対処することが求められると提唱されています。
歯周病の概念の変遷を辿っていくことは、結構面白いものですね✨

2023年02月08日 14:07

読んだ論文からシリーズ🗒

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読んだ論文からシリーズ🗒
あのソクランスキー先生が1984年に、歯周病の進行に関する新しい概念を発表されました。

ソクランスキー先生といえば、歯周病病原菌の概念「レッドコンプレックス」のピラミッドを発表したことで歯周病界では有名ですね☝️

 

さて、論文の内容です。この頃までは『歯周病は一度発症したら継続的に進行していく』と考えられていました。

この論文の研究では、64人のアタッチメントレベルを6年間調べたところ、最初の3年間で2mmを超えるアタッチメントロスを起こした箇所の60%が、続く3年間で1mm以上のアタッチメントロスを起こさなかったことが分かりました。

 

つまり、歯周病の進行は継続的ではないことが立証され、それまで提唱されていた”継続的な進行モデル”に矛盾があることを示唆しました。

ソクランスキー先生は、『歯周病は急発期(バースト)と寛解期を繰り返しながら進行する』ということをこの論文の中で提唱されています。

 

古い論文ですが、読み深めると他にも色々な学びのある素晴らしい論文でした😊

とても、勉強になりました✨

2023年01月26日 08:57

小児の筋機能矯正のセミナーに参加してきました✈️

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皆さん、こんにちは!
今日は、仙台で小児の筋機能矯正のセミナーに参加してきました✈️

講師の塩田先生にお会いするのは久しぶりでしたが、気さくにお話してくださり嬉しく思いました😊

内容の濃いセミナーだったので、きちんと整理してより良い診療に繋げていこうと思います✨
勉強させて頂いた塩田先生、誘ってくれた岡本先生、ありがとうございました!

2022年12月11日 19:59

装具(そうぐ)について学ぶ✨

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皆さん、こんにちは!

昨日の診療後、装具士の先生とお会いする機会に恵まれました。

装具士というと、失った身体の部分を修復する専門家で、昨日お会いできた先生は義眼を含む「目」や「まぶた」の修復を専門になさっているとのことでした。

以前、テレビで手や足の装具士さんのドキュメンタリーを見たことはあったのですが、目やまぶたの装具士さんがどのような仕事をしているのか?ということは、正直あまり存じ上げませんでした。

スライドも拝見させていただいたのですが、さまざまな理由で目の再建を必要としている患者さんがいて、さまざまな方法で修復を行なっているということを知りました。

特に、作成した目を入れる時の動画を見たときに、純粋に感動を覚えました。

『失われた器官を修復することで、患者さんが求める生活を創りだす。』

このことを、すごく感じることができました。

私たち歯科従事者も、同じ志を持って仕事をしています。

このように、専門分野だけでなく色々な分野の話をお聞きすることは、本当に勉強になります。
とても、充実した時間を過ごすことができました。

貴重なご講演、ありがとうございました!

2022年08月31日 17:10

プラスワン思考

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みなさん、こんにちは!

 

コロナ禍でオンライン化が加速する中で、オンラインのスタディーグループが発足し参加させて貰うことになりました。

 

月1回、南は熊本、北は北海道から同じくらいの年齢の先生で集まって勉強会をしています🖥 元々知っている先生も多く、今までは1年に1回くらいしか会えないような先生方と月に一度コミュニケーションできるということで、私にとって充実した時間になっています。

 

先週、メンバーの味岡武志先生の出版記念の講演会がありました。同年代の先生ですが、臨床のことだけでなく経営や人としての成長など幅広く勉強されている先生です☝️

 

講演はというと、期待通り大変素晴らしいものでした✨

時には目頭が厚くなるようなお話もあり、貴重な時間を過ごさせていただきました。

今から自分が勉強しないといけないことに多く気がつけた気がしています。

こうして学べる機会を頂けることは、とても有り難いことだなとしみじみ思いました。

 

同業者の皆さんだけでなく、多くの仕事に打ち込んでいる皆さんに読んでもらいたい書籍です📖

興味があれば、是非ご覧ください😊

 

「プラスワン思考」

2022年06月05日 14:49

スタディーグループの発表 🦷

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昨夜は、以前勤めてくれていた武居先生がスタディーグループで発表をしました。

テーマは根管治療 🦷

ベーシックでありながら、歯科医師みんなが悩む奥の深いテーマです。

内容はというと、症例も非常にレベルが高く学ばせて貰えることが多くありました💦

 

巣立っていった先生が活躍している姿は、この上なく嬉しいものですね・・・✨

私にとって、とても充実した時間になったのは言うまでもありません。

 

今朝は『自分の臨床も今一度見直そう!』と思いながら、新しい気持ちで仕事に取り組むことができました😊

武居先生、ありがとう!

 

今現在、武居先生は開業して3ヶ月が経とうとしていますが、すでに多くの患者さんが来院する地域に根ざした歯科医院になっている様です♪

 

八幡東区の九州国際大学近くの平野というところで開業しています。

技術的にも人間的にも信頼のできる先生なので、お近くに住まれている方は是非行かれてみてください☝️

 

たけすえ歯科クリニック

https://www.takesuedc.net/

2022年05月26日 16:13

論文からふと思う

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最近読んだ「インプラント周囲炎の発生と進行パターンについて」の論文🦷

 

2017年にスウェーデンのイエテボリ大学の研修で、インプラント周囲炎について教えてくれたヤン・デルク先生の書いた論文でした🇸🇪

 

インプラント周囲炎とは、インプラントに起こる歯周病のようなもの。インプラントの周りの歯槽骨がなくなっていく疾患です。歯周病に比べると、分かっていないこともまだ多く、現在研究が進んでいっている分野の一つです。

 

この論文は、スウェーデンのコホート統計に関するもので、9年間で中等度〜重度のインプラント周囲炎を起こしているものは、機能開始から2〜3年のうちにすでに骨喪失が起こっている傾向にある。というものでした。

 

デルク先生は、研修の自己紹介で「自分が得意なものは、統計です。」と仰られていて、その時僕の頭の中は「?」マークで一杯でしたが、今になってみると、その重要性がよく分かります。

 

それにしても、知っている先生の論文は読んでいて何か楽しいものです。
今回の内容は統計が中心で難解なところもありましたが、統計学も今後少しづつ押さえていきたいですね。

 

デルク先生は、EUROPERIO(ヨーロッパ歯周病学会)でのポスター発表を後押ししてくださった先生でもあります。今思えば、あの2017年のイエテボリ大学の研修から、自分の歯科医師としてのスタンスが変わってきたのかなと思います。

論文を読みながら、またイエテボリでデルク先生から学びたいなと思いました✨

 

写真は、オランダで開催されたEUROPERIOでのデルク先生との写真です。
今後も、デルク先生の論文を押さえていきたいと思います😊

2022年04月16日 08:38

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