読んだ論文からシリーズ📖
カルカック先生が提示された、インプラント周囲炎の外科的治療における再生療法の併用について言及されている6つのRCT(ランダム化比較研究)について読んでいます📖
今回は3本目。前回に続いて、クリスチャンスタッド大学グループのDr.Stefan Renvertの論文です。ここまで3本ともスウェーデンの論文ですね🇸🇪
この論文は、インプラント周囲炎の治療における骨補填剤を使用した場合としなかった場合とで、レントゲンにおける骨レベル(1年後)を評価したランダム化臨床研究です。
BL(骨レベル)の変化に関しては、骨補填剤の使用との相関性が見られました。ただし、BLの評価については骨補填材を用いた結果なので、要注意です☝️
インプラント周囲炎の治療結果の評価において、主要評価項目であろうと思われる「PPDの変化」や「BOP」に関しては、PPDの変化に関しては骨補填材を使用した場合、有意に減少していたものの、BOPに関しては有意差がなかったとのことでした🤔
1本目2本目は、インプラント周囲炎における外科療法において、再生療法は「PPDの変化」と「BOP」の点において有意差はないということでした。しかしながら、この3本目の論文ではPPDの変化という点においては、有意に改善していた様です。
3本の論文を通して、インプラント周囲炎における外科療法において、再生療法の有無は「BOP」の減少という点においては有意差がないと言えると思います。
カルカック先生のスライドには、『PPDについても有意差がなかった』と書いてあったのですが、どういうことなんでしょう。。音源を聴き直して、更なる復習をしたいと思います💦
次は、4本目の論文にいこうと思います😊