7月 論文会
週末から暑くなってきましたね。
いよいよ夏到来!という感じが致します。
週末は新型コロナ蔓延以降、久しぶりの論文会でした。
新型コロナ以降蔓延以降、初めて福岡の県境を越え岡山に行って参りました。
さて、今回の私の発表は2019年に香港で行われたヨーロッパ歯周病学会主催の「Pwrio Master Clinic @Hong Kong」の復習です。
その中の発表者である、スイスのチューリヒ大学のDaniel S. Thoma先生の講演内容を解説させて頂きました。
トーマ先生の講演の内容は、インプラント埋入に伴う頬側の骨喪失に対していかに対処していくかというもので、待時インプラント埋入・インプラント埋入時のGBR・即時埋入インプラント・ソケットプリザベーションについて論文と症例ベースに構成されていました。
講演の中には、6つのシステマティックレビューと4つの臨床研究の論文が含まれており、それらを読みトーマ先生が何を伝えたかったのかを理解するよう努めました。
合計10個の論文から、ヨーロッパ歯周病学会でのインプラント埋入に伴う頬側の骨喪失に対しての見解を紐解くことができました。
論文と自分の臨床とはあくまで異なるものなのですが、
これまでの自分の臨床と照らし合わせながら今後の臨床の方向性を模索していこうと思いました。
余談ですが、トーマ先生が在籍しているチューリヒ大学には、有名なHämmerle先生・Jung先生も在籍しているようです。
とてもレベルの高い大学なんでしょうね。
いつか、訪れてみたいものです。
何はともあれ、今回の論文会も貴重な時間でした。
とても勉強になりました。
また次回に向けて、今日から準備を始めようと思います!
写真は、Pwrio Master Clinicのディスカッションの様子です。登壇されているのは、S.Renvert先生とM. Roccuzzo先生です。
会場では、アジア諸国の女性の先生方の質問が多く飛び交い、女性のパワーをヒシヒシと感じた時間でした。
香港は、今大変な状況の様ですね。
香港の方々の心が安らぐ日が来ることを祈るばかりです。