ボランティア活動@パラオ共和国 2日目終了です
ボランティア診療2日目、終了しました❗️
診療の合間に、スタッフさんとコミュニケーションをとりながら、楽しくやっています😊
今日は、パラオの方々の口腔内を悪くしている『噛みタバコ』についてです。
現地の方の口腔内環境を悪くしている『噛みタバコ』ですが、これは約400年前からパラオで続いている大切な"文化"の様です。
そして、パラオの人々の多くは男女関係なくこの噛みタバコの習慣があるとのこと。現地歯科医療スタッフの多くも、この噛みタバコを嗜んでいるようです。
単純に日本のタバコなどと同じ立ち位置だと思っていたので、これはとても意外なことでした💦
現地に住んで診療しているドクターが、このことを教えてくれました。
患者さんの口腔内は、この噛みタバコでボロボロになっている方もたくさんいます。
舌や頬粘膜にも影響があり、これは予想以上です。。
ビンロウという実の酸と、間に挟む石灰で、咬合面は金タワシをかけ続けたようにツルツルに酸蝕・摩耗し、深刻な虫歯の原因にもなっていますし、口腔粘膜もかなり変色してしまっています。
歯科医師としては、もちろん長期的にみると変えていきたいところではあるけれど、あくまで大切な文化なので現地のスピードに合わせたり、目線を合わせたりすることもすごく大事なんですね。
いきなり来た外国人から、大切な文化を頭ごなしに止めろと言われてもですね。
写真家のヨシダナギさんが、その部族のコミュニティや文化にしっかりと入り込む大切さを語っていたのを思い出しました。
こういう事を知ることも含めて、本当に色々な事を考える機会があり、とてもいい経験になっています✨
この他にも、今まで考えていなかったことを考える機会が実際多くあります。
この活動の中で、少しでもパラオの人たちや文化に身を寄せていければと思います。
今夜も涼しい風が吹き、カエルの鳴き声が聞こえてきています。心地よい夜。
昔、祖母の家で窓を開けて、みんなで寝ていたときのことを思い出しています。
皆さん、おやすみなさい✨
写真は、現地でサポートしてくれている衛生士のビバリーです。
彼女のお陰で、とても助かっています😊