歯牙移植
おはようございます!
昨日、所属している福岡豊歯会にてケースプレゼンテーションをさせて頂きました👓✨
今回のテーマは『歯牙移植』でした。
歯牙移植の話をすると、若い先生からは「そんなことできるんですか?」など、聞かれることもありますが、日本の保険の中でも認められている医療技術のひとつです。つまり、日本の厚生省が認めている安心できる治療のひとつなんですね🦷
歯がなくなった際の手段としてインプラントが台頭してきていたり、歯牙移植が技術的に難しいところもあり、なかなか適応の症例も多くはないのですが、適応をきちんと把握していれば安心して家族にもお勧めできる治療法です。
私自身は、2010年頃から臨床に歯牙移植を取り入れており、今回発表させて頂いた症例は、術後経過が7年~10年の3症例でした。
話は少し変わりますが、スタディグループの発表では経過期間が重視されることが多く、皆が認めるひとつの基準として10年間という経過期間があげられます。
歯科医師2年目から、スタディグループで勉強させて頂いてきましたが、今回初めての10年経過のケースプレゼンテーションとなりました。
10年経過の症例となると、正確な評価のために、その当時から継続的に規格性の高い資料を揃えておく必要があります。それ故、若手にとっては、そういう症例を手掛けること自体がなかなか難しい訳で、先輩方のそういう経過の長い症例を見させて頂くたびに『凄いな~✨』と羨望の眼差しで勉強させて頂いていました。
なので、私にとって10年経過のケースプレゼンテーションをすることは、スタディグループに所属した頃からの大きな目標でした✨
これまで色々な先生方や衛生士の皆さんに指導して頂き、支えられ、時には叱咤して頂いたことが、この発表に繋がったのは言うまでもありません。
年齢的に、若い先生に指導する場面も出てきている今日この頃ですが、指導するということがどんなに大変なことかが分かってくると…、
今まで色々な先生方や衛生士の皆さんに指導して頂いたありがたみをひしひしと感じます✨
その気持ちを忘れずに、今日からまたコツコツと研鑽を積みながら進んでいこうと思います。